保育士として働いている時は毎年5月、6月になると憂鬱になったり、やる気が出なくなったり、体調を崩したりしていました。当初私は、「5月病」という言葉にピンときておらず、何でこんなに調子が悪いのだろう・・・と心配になっていました。しかし、皆が同じように感じていることを知った時にほっとしたのを覚えています。ですので、今回は私の経験した5月病についてお話したいと思います。
- 原因
- 症状
- 限界が来た!
1.原因
4月は毎年環境が大きく変わります。働く場所、同僚、園児・・・全てが変わる時が1番大変かと思いきや、少しの変化の方がダメージが大きかったりしました。というのも、大きな変化の時は自分でも気を張っていたり、構えていたりするのですが、「大丈夫・・・」と思っていた時の方が、予想していなかった分ダメージが大きくなってしまい、体調を崩していました。
3月の「来年度どうなるのだろう・・・」という不安から、4月の慣れない環境の中での緊張があり、5月の「ゴールデンウィークまで頑張ろう!」という目標疲れで、「ゴールデンウィークが終わってしまった」という絶望・・・6月は祝日が無く、また絶望・・・(>_<)といった感じでした。また、私の保育園では、6月は保育参観があったので、その緊張もあり、メンタルがボロボロでした。
2.症状
毎年様々な体調不良を起こしていました。軽いモノだと、お腹の調子が悪い。頭痛、肩こり、腰痛など、普段の不調と同じで、酷くなると、過敏性胃腸炎、扁桃炎、などを発症していました。過敏性胃腸炎は歩けないほどの腹痛でした。扁桃炎は、喉の激痛と、高熱が出ました。
情緒面的には、疲れとストレスからまぶたの痙攣、イライラ、涙が出てくる、考えることが難しいといった症状に襲われました。こんな時はゆっくり休むことが一番だと思っていましたが、土日の2日間では回復しませんでした。体に出てくる症状より、精神的なモノの方がダメージが大きかったです。
3.限界が来た!
毎年来ると分かっていた5月病でしたが、ついに限界が訪れました。約20年分の仕事の疲れもあったと思いますが、私の保育士人生最後の5月~6月にドカーンとダメージが来てしまい、毎日泣いていて、出勤するのがツライ状況でした。この時は身体的な症状より精神的に辛かったです。結局私はこの時に限界を感じ、療養休暇に入らせていただきました。
体も心も弱っている時に今までのが我慢や疲労が一気に押し寄せてきたことに自分でも驚きました。そんな私を労って声をかけてくれる同僚にも涙が出たのを覚えています。本当に疲れていたんだなぁとその時に気づきました。
まとめ
疲れやストレスは発散できたと思っていても、溜まっていて、自分でも気づかない時があります。疲れやストレスは小さい時から対応して消していくことが後々大事になっていくのだと感じました。大きくなってからだと解消するのに時間がかかりますし、自分自身が潰れてしまいます。私も限界を迎えて初めて分かりました。
保育士の皆さんは頑張り過ぎの人ばかりなので、ご自分の体を1番に考え労わっていただきたいと思います。