私は3月31日に退職しました。公務員の退職の日には普段の仕事とは違う行事があります。なかなか特別な1日なのでどんなことをするのか紹介したいと思います。
- 辞令交付の式
- 市長とランチ(任意)
- 挨拶回り
- 退職の式
1.辞令交付の式
この式は、市長から人事異動通知書を貰う式です。私の場合は自己都合退職でしたので、「願いによる本職を免ずる」ということで、人事異動通知書をいただきました。この式には、定年退職の方々も出席しています。病院関係の仕事の方、様々な理由で当日は欠席の方も多かったです。この日の出欠席は事前に総務課から連絡が来ます。
服装は全員スーツですし、周りには理事者が座って見ているので、少し緊張する場面でした。時間は、出席人数にもよると思いますが、私の場合は出席人数10名ほどで、30分しないくらいで終わりました。
2.市長とランチ(任意)
この日の昼食は市長、副市長、総務課課長、退職者と一緒に食べました。これも、事前に出欠席が取られ、任意の参加です。席順は自由でしたので近くに座った方々と世間話をしながら、お食事をしました。座る場所によっては市長や副市長など、上司の皆さんとお話しする機会があるかと思います。昼食なので、楽しい雰囲気で過ごせると思います。
時間は1時間程で、市長、副市長は午後の仕事へ向かうのでその他の人は次の予定時間までお茶を飲んだり、ゆっくりする時間が取れました。
3.挨拶回り
午後は市内の保育園全てに挨拶に回ります。各保育園は業務中なので迷惑にならないようお昼寝の時間を狙っていきます。事前に「これから挨拶に向かいます」と電話をしておくことで、職員を集めて待っていてくれます(長年のルール)。お世話になりましたと一言二言お礼を言い、菓子折りを渡し、感謝を伝えます。菓子折りは全ての園に職員の人数分持って行くので、大変です(退職者が大勢居れば、割り勘で助かります)。最後にその園の園長先生が園を代表して「頑張ってください」と挨拶をして終わるのですが、そこから、関わるの深い保育士達と個別でお別れの挨拶をしていきます。
これらを複数の保育園で繰り返します。この挨拶回りがメインイベントと言って良い行事なのでなかなか疲れます。
4.退職の式
挨拶回りが終わると5時から退職の式に参加します。この式は市役所職員全員(仕事の内容による)が出席しますので、定時(5:15)に終わるようになっています。
この式は壇上に立ち一人ひとり何年勤務したか発表され、紹介されます。そして、市長のあいさつの後、退職者の中から代表者がご挨拶をし、最後に花束贈呈があります。
壇上に上がりますので、少し緊張しますが、挨拶は代表者がしてくださるし、15分で終わるし、「これで最後だ!」という気持ちになるので気楽でいられました。
まとめ
最後の日に挨拶回りなど緊張する大変な行事がありますが、「これで終われる」という希望の気持ちにもなりました。しかし、この退職の日に行う行事は強制ではありません。体調が悪い方や、精神的にも挨拶回りがツライ方はやらなくて良いことだと思います。最後に慣れない行事がありますが、こういうことがあると分かっていれば対策も立てられると思いますので、参考になれば嬉しいです。