子どものやる気スイッチ

コツ

保育士の1番の仕事が、子ども達のやる気を引き出すこと!子ども達一人ひとり、好きな物や好きなことが違うのと、その日その日の気分も違うので、日々、頭をフル回転させ、考えていました。毎日の生活の中でもそうですし、運動会などの行事でも「やりたくない」という子はいます。そんな子ども達の「嫌」な気持ちを切り替えられるようにした、私の経験を紹介したいと思います。

  1. 何で嫌なの?何が嫌なの?
  2. 何が好き?
  3. 一緒に考えよう!相談しよう!

1.何で嫌なの?何が嫌なの?

やる気が出ないのは、何故なのか?必ず理由があります。うまく言葉で説明することが出来ない子もいますが、時間をかけて聞いたりその子の姿を観察することで、気づけることがあると思います。言葉にできない子には質問形式で聞くと、「うん。」「うんん。」で答えられるので気持ちが分かりやすいと思います。
「嫌だ」と思った時の気分がたまたま悪かったり、嫌なことがあった時は、その嫌なことを解決できれば良いかと思います。そもそもやりたくない理由があればそこを解決できるように考えてあげれば良いと思います。  子ども達の嫌なこと、嫌いなこと、怖いことを把握し、なるべく活動に取り入れないようにするのも良いと思います。
「できないから嫌」という理由もあると思います。できるまでのプロセスが長いと「嫌だ」と感じてしまいますので、短期目標として「ここまで頑張ってみよう!」「ここまでできてスゴイ!」と「できそう・・・」と思えるような活動にするのが良いと思います。

2.何が好き?

大人もそうですが、「好きなこと」「得意なこと」はやる気が出ます。子どもも同じです。どうしても、「できないことをできるようにする!」ことに意識が向いてしまいますが、苦手意識をもってしまう前に、好きなことをきっかけに「挑戦してみよう」という気持ちがもてると良いと思います。
 好きなキャラクター好きな色好きな玩具好きなこと(遊び)子ども達一人ひとりに好きなモノは必ずあると思いますので、それらを活動に取り入れたり、選んだりできたら楽しいのではないでしょうか?
子ども達の好きなこととして、例えばシール貼りがあります。シールを貼って頑張ったことが自分でも見て分かるモノはとても喜びますし、保護者にも見てもらえ、誉めてもらえるきっかけになると思います。。シールの他にもスタンプでも良いと思います。
好きな音楽、曲を聞くことで、テンションが上がったりやる気に繋がることもあります。子ども達の好きな曲や流行りの曲を調べて用意しておくと役にたつと思います。

3.一緒に考えよう!相談しよう!

その子のやる気はその子に聞いて一緒に考えてどうするか決めるのが1番良いと思います。保育士が様々な案を提案したとしても、決めるのは本人じゃないと、やらされている感があると思います。本人が納得するやり方を提案するためにも時間をじっくりかけて相談するのがおすすめです。 クラスの子どもの人数が大勢な時は大変かもしれませんが、相談することで、よりその子のことを深く知ることができるので良いと思います。

まとめ

毎日忙しく、一人ひとり、丁寧に関わってあげられないことがあるかと思います。保育で1番大事なのは子ども達の気持ちを知ることだと思いますが、それには時間を要します。大人が決めてしまうのではなく、子どもが自分で決めることが大切だと思います。慌てず、急がず、対応できるために保育士にも余裕が必要です。子ども達の為にも、保育士に余裕のある職場環境が必要ですね。

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